日本人美容師が海外で働くメリット・デメリット

アメリカ スタイリスト

美容師として海外で働くメリットやデメリットって何だろう?と疑問に思ったことはありませんか?

海外で美容師として働くと高い給料をもらえたり、休みを多く取れたり、年齢関係なく任せてもらったりと日本では考えられない待遇をもらえることがあります。また一方で、技術力より会話力を評価されたり、生活費が日本より高いなどのデメリットがあります。

この記事では、日本人が海外で働くことについてメリットとデメリットを詳しく解説します。

日本人美容師が海外で働くメリット

1 英語が上手くなる

英語

海外に出ると日本語でのサービスは通用しません。英語もしくは他の言語を話さなければいけません。また海外では技術力というよりは美容師としての会話力が重要になってくるので、英語を話すことはお客さんに気に入られるためには必要不可欠になります。

2 コミュニケーション能力が身につく

上にも述べたようにお客が取れるか取れないかは会話力、つまりコミュニケーション能力によって変わってきます。したがってお客さんを取りたいなら必然的にコミュニケーション能力を上げる必要があります。日本の時のように技術力はあまり評価されず、どれだけお客さんと話せるかが評価軸になります。

3 考える力が身につく

海外で暮らすことは簡単ではありません。自分できちんと考え、決断を下し、行動する力が必要になってきます。言われたことをただするような思想では海外では到底やっていくことはできません。日本と違って海外は自分の意見を言うようにもよく求められるので、自分で考える力がかなり必要になります。

4 いろんな人種の髪のサービスができる

いろんな髪を担当

日本では日本人の同じ髪質をずっと担当することになるのですが、海外ではそうはいきません。白人の髪、アフリカ系アメリカ人の髪、ラテン系の髪等、日本では普段味わえないような髪質に対応できるようになります。

日本人への技術が他の人種に通用しないため、いろんな人種に対応せざるを得ず、世界に通ずる技術を習得することができます。カラーリング一つにとってもアジア人と西洋人で全く異なります。

5 さまざまな価値観に触れることができる

海外ではいろんな国出身、さまざまなバックグラウンドを持った人がいます。日本は外国人はおらず日本人としか触れ合うことがないので、同じような人としか関わることができません。いろんな価値観を持つ人と関わることは大きく自分の人生を成長させてくれます。

6 日本で働いてた時よりも給料が高くなる

美容師 海外 給料

海外の美容師は日本の美容師に比べて一般的に給料が高いです。特に海外ではチップをサービスごとにもらえるので、給料は圧倒的に高くなります。アメリカのロサンゼルスのような地域にある高級サロンで働くと1日数万円を稼ぐことも現実的になってきます。

アメリカではフリーランスで働く美容師も大勢いるので、給料は日本に比べて高くなる傾向にあります。

7 休みの数が増える

海外の美容師の休みは日本より多いです。日本ではおおよそ月に6日にしか休みがないですが、アメリカでは、週休3,4日が当たり前です。したがって、自分の好きな時間が作りやすいので、自分の他のやりたいことにフォーカスすることができます。日本の美容師の休みについてはこちらの記事を参照ください。

8 他の職に転職しにくい状況から脱出できる

美容師は年を取ると一般的に他の職に転職しづらい傾向があります。日本でもう美容師として働きたくないという人でも、海外に目を向けると、さまざまなオプションが存在します。

特に海外では年齢は全く関係ないので、年をとっているからと言って特に問題はないでしょう。

9 年齢に関係なく任せてもらえる

年齢関係ない

海外は年齢によって人を判断することはありません。また年齢によって仕事内容が変わるということもありません。したがって、若い時でもそうでない時でも、自分の力量によって仕事を任されます。

10 日本人の需要がかなり高い

日本人美容師の需要はかなり高いです。特にアジア人からの需要がかなり高く、かなり重宝されます。特に海外では日本人は日本人に髪を切ってほしいという需要がかなり強いため、集客には困らないでしょう。

11 自分で店を出すこともできる

アメリカでは個人美容室の数が年々増えていっています。自分の部屋を借りることができるので、自分で部屋をコーディネートできたり、美容室に給料を取られなくて済むなどの利点があり、フリーランス美容師には人気になっています。

12 口コミが広がりやすい

海外で働く日本人美容師が少ないため、特にアジア人の周りで口コミが広がります。日本人のサービスはとても丁寧で質が高いため、同じ文化を持つアジア人からはかなり好かれる傾向にあります。

先ほども述べたように海外では自分の美容室を持つことができるので、口コミが広がると固定客を高い金額で獲得することができます。

日本人美容師が海外で働くデメリット

海外で美容師として働く時、決してメリットだけではありません。当然デメリットもあります。

1 技術力より会話力重視

アメリカ 美容師 会話力 

日本の美容師は技術が最も重要視されるのに比べて、海外では会話が最も重要視されます。特にアメリカではスモールトークと言ってたわいもない会話をする文化があるので、そのような会話ができないと、お客さんから気に入られることはありません。

お客さんから気に入られるとチップを多くもらうことができるので、コミュミケーション能力は技術よりも必須のスキルと言えるでしょう。

2 全ておまかせのお客様が多い

上にも述べたように海外のお客さんは会話をかなり重要視するのですが、よく「おまかせにしてください」や「こういう髪型にしたいんだけどどう思う?」のような美容師としての意見をはっきりと求められます。

このような時に自分の意見を述べることができないと、お客さんの信用は獲得することができず、お気に入りのスタイリストとなることは厳しいでしょう。

3 英語を話せないと仕事にならない

何回も述べましたが会話ができないと話にならないので、英語が話せることは海外で働く美容師として必須です。英語が直接的に稼ぎに影響を与えると言っても過言ではないでしょう。海外で美容師になる前に語学学校に通うなどして英語の学習

4 仕事を探すのが少し大変

海外 就職 厳しい

海外で仕事を探すのは簡単ではありません。特にアメリカは就職の競争が激しいです。日系の美容室ならまだ可能性はありますが、それ以外の美容サロンの仕事をもらうことは難しいです。

海外で美容師として美容サロンで働くにはその国で人脈を持っておくことも必須と言えるでしょう。

5 生活費が高い

海外の中には日本より物価の高い地域があります。アメリカのカリフォルニア州やイギリスのロンドンは生活費がかなり高いので、給料だけ考慮するのはおすすめしません。

例えば、アメリカのロサンゼルスでは、1ヶ月家賃20万円のようなところもあります(東京より少し高い)。その分給料は高いのですが生活費の違いに驚くかもしれません。

アメリカで美容師として働くためには美容師留学を活用しよう

アメリカで美容師として働くためには美容師留学がおすすめです。国によってはその国の美容師免許を取得する必要があります。

日本で美容師免許を持っていない方は留学によってコスメトロジーライセンスを獲得する必要があります。また日本ですでに美容師免許を持っている方はアメリカに来てE2ビザやOビザ、グリーンカードを取得し、日本の美容免許をトランスファーすることができます。

私たちBeauty Academy LAでは、アメリカで美容師になりたい方に対して総合的なサポートを行っているのでご気軽にお問い合わせください。

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