美容留学を実現するために確認しておきたいこと【国別比較】

海外 美容留学

近年美容室を訪れる外国人の方が増えているようですが、英語が喋れない、髪の毛の質が違うからどうしたらいいかわからないという方、または今の環境に満足できないので転職を考えていて、海外で美容留学をやっていけるかわからないとお悩みの方はいらっしゃいませんか?

留学することで、単に英語や海外の技術を集中して学べるだけではなく、「違う文化を体験する・いろんな人種と交流する」ことによって日本とは違う考え方やセンスの違いに実際に触れることができるので、外国・外国人に対する理解が深まり、より楽しく学ぶことができます。

この記事では、どんな美容師留学ができるのかを、留学のかたちとアジア圏と欧米での比較を説明していきます。

1 留学はどのようにするの?

美容師 留学

まずは、大きく分けて短期(ビザ無し)と長期(ビザ有り)の二つがあります。

ビザ無し短期留学

ビザ無し短期留学というのは、観光ビザのことでパスポートのみで行ける期間でできる留学のことです。「英語の勉強をしたい」、「海外の技術を学んで、海外のお客さんに対応できるようになりたい」が長期で休みを取るのは難しい。海外で美容師になってみたいがやっていけるのかわからないのでお試し留学してみたい。と言う方には、ビザを取る手間がないので適しています。

国によって、ビザ無し(観光ビザ)で行ける期間は違います。参考までに、人気留学先をアジア圏と欧米3カ国づつあげてみました。

【アジア】        【欧米】

・マレーシア   180日    ・イギリス  180日

・フィリピン  30日  ・アメリカ    90日

・香港     90日  ・カナダ   180日

ビザ有り長期留学

美容長期留学

ビザ有り長期留学というのは、観光ビザで滞在できる期間以上滞在する留学のことです。

時間も、貯金もできたので「じっくり英語の勉強がしたい人」、「英語の勉強もして、仕事もして技術経験もしておきたい」と言う方に適しています。ただ、働くことに関してはそれぞれ国の規制が違いますので、各国の条件を見合わせてどのビザが必要で、そして取得が可能なのかということ見ていきましょう。

学生ビザ

各国によって学生ビザの期間は異なります。学校の受け入れ許可書をもらってから申請しなければいけない国と、現地に行ってから学生ビザで取ることができる国があります。

また基本的には学生ビザで美容室で働くという事はできないので注意してください。学生ビザに関して詳しくは、各大使館または領事館のウェブサイト等で確認しましょう。

就労ビザ

アメリカ スタイリスト

就労ビザは働くことを目的に滞在するために必要になる許可書のことを指します。国によって規定も様々ですが、大抵は勤め先が決まっていて、そこからのサポートが必要になるところが多いです。日本の美容師は世界で人気でかなり需要があります。

いろんな国に日系の美容室があるので、つてがない方は、まずは短期でその国を訪れて直接サポートしてもらえそうなお店を探すのも一つの手です。中には、特殊能力・技術があると取れるビザを設けている国もあります。アメリカの場合、アーティストビザと言って、エンターテイメント業界での功績や、コンテストでの賞があると美容室のサポートなしにビザを取る方法があります。

就労ビザの取得は困難な国が多く下調べが重要になるので各大使館・領事館に問い合わせをすることをおすすめします。

イギリス大使館はこちら

アメリカ大使館はこちら

カナダ大使館はこちら

マレーシア大使館はこちら   

フィリピン大使館はこちら  

香港大使館はこちら

ワーキングホリデー

美容 ワーキングホリデー

ワーキングホリデーとは2国間の協定に基づいて、異なった文化の中で休暇を楽しみながら、一定の就労を認める制度です。現在協定国は全部で22カ国、それぞれ年齢制限や就労期間が異なります。大抵のところが、1年ほどの就労期間を設けています。ワーキングホリデーは期間が限られていて、年齢制限もあるので数カ月以上1年未満で英語の勉強がしたい、ついでに働いて技術経験もして日本に帰ったら経験を生かしたキャリアアップを目指したいと言う方に向いています。

海外のお客さんに対応したいが英語が喋れない、髪の毛の質が違うからどうしたらいいかわからないという美容師さん、または今の環境に満足できないので転職を考えていて、海外に興味があるがやっていけるかわからないとお悩みの美容師さんには、ビザなして気軽に行ける短期留学がオススメです。留学エージェントの中には、なかなか長いお休みが取れない美容師さん用の短期コースを紹介しているところもあるので、それを利用して英語と技術の両方を学ぶことができます

2 アジア圏と欧米での比較

海外美容留学を国別で比較してみましょう。今美容師に人気な留学先はアメリカやカナダ、イギリスです。それは日本と違って残業をする必要がない割りに給料が高いからです。

マレーシア

マレーシア

・ビザなしで滞在できる日にち:180日

・メリット:外国人留学生の受け入れを推奨しており、たくさんの文化や宗教が混在しています。ビザなしで滞在できる日にちが比較的長いので留学後そのまま旅をして帰ってくることも可能です。マレーシアでは日系の美容室の進出が増えています。

・デメリット:マレーシアで話される英語はネイティブの英語ではないため、英語本来のニュアンスを学ぶのは難しいです。

・学費:3ヶ月・・約20~30万円

・滞在費(1ヶ月):約4万円~10万

・生活費(1ヶ月):約2~5万円

・往復航空券代:約3万円~6万円

フィリピン

フィリピン

・ビザ無しで滞在できる日にち:30日

・メリット:日本から近く、飛行機で約4時間で行くことができます。語学学習では先生とマンツーマンで授業を受けることがメインとなるため、英語初心者や短期1-2週間留学に最適です。南国リゾートでリフレッシュしたい人向けです。フィリピン留学は欧米に行く前のプレ留学に最適です。

・デメリット:語学学校がたくさんあり、先生の質の差が激しいので注意が必要です。フィリピンで話されている英語はネイティブ英語ではないので本場で話される英語を勉強したい方にはおすすめできません。

・学費・滞在費(1ヶ月) 13〜20万

・生活費 4万

・航空券 5〜7万

香港

香港

・ビザ無しで滞在できる日にち:90日

・メリット:日本から近く、飛行機で5時間で行くことができます。元々イギリス領であったため、香港には想像よりもはるかに英語を話せる人がたくさんいます。アジア各国へのフライトが豊富なので留学中や留学後に他の国に行きやすいです。

・デメリット:学校の選択肢がかなり少ないです。他のアジアの国と比較して物価が高いので、予算があまりない人にはおすすめではないです。

・学費 12〜20万

・生活費 5〜10万

・航空券 2〜8万

・滞在費 7〜15万

アメリカ

アメリカ

・ビザ無しで滞在できる日にち:90日

・メリット:語学学校から+αで専門科目を選ぶこともできるほど、たくさんの選択肢があります。人種のるつぼと呼ばれるほど、いろんな国の人が集まるので、多くの毛質を知るには最適な留学先になります。アメリカで美容師として働く際のメリットについては以下のリンクを参照ください。

アメリカで美容師で働く際のメリット/デメリットとは?

・デメリット:都市によっては生活費や滞在費が高いです。

・学費:3ヶ月・・約20~45万円

・滞在費(1ヶ月):約10~13万円

・生活費(1ヶ月):約10~20万円

・往復航空券代:約7~15万円(往復)

カナダ

カナダ

・ビザ無しで滞在できる日にち:6か月

・メリット:カナダは自然豊かなので夏も冬もアクティビティが楽しむことができます。カナダ人の英語は日本人にとって聞き取りやすい英語で居心地良く生活することができます。

・デメリット:日本人が他の国に比べて比較的多いです。また国内旅に夢中になることも考えられます。

・学費:3ヶ月・・30万円

・滞在費(1ヶ月):約5~7万円

・生活費(1ヶ月):約3~8万円

・往復航空券代:約8~17万円(往復)

イギリス

イギリス

・ビザ無しで滞在できる日にち:6か月未満

・メリット:鉄道やバスなどの交通手段が整っているので、基本的にどこへでも行くことができます。美術館や歴史建造物が多く都会と歴史が入り組んでいる雰囲気が好きな人にはおすすめです。イギリスにはアメリカ同様いろんな人種が集まるので多くの毛質を知ることができます。

・デメリット:生活費(特に家賃)が高いです。イギリスの食事が薄味で美味しくないと感じることもあります。

・学費:3ヶ月・・約40万円

・滞在費(1ヶ月):約9万円

・生活費(1ヶ月):約7~15万円

・往復航空券代:約9~15万円(往復)

ここでは、人気の6カ国を挙げてみました。それぞれメリット・デメリットはありますが、比較的アジア圏は費用がお安く、日本から近いところもあるので、なかなか長いお休みをとれない美容師さんには行きやすいところかもかもしれません。ただ、当たり前ですが海外のお客さんで欧米系の方が多いという美容師さんには、オススメではないですね。

欧米でも生活費を抑えることはできる

欧米でも工夫次第では、コストを抑えることもできます。欧米では、ルームシェアが当たり前なので、相部屋で気にならないという方はコストを抑える一つです。外食は高くつきますが、欧米には日本のマーケットや、アジア系のマーケットがあるので、自炊するにも結構日本の材料が揃えられるので、これもコスト削減になると思います。

まとめ

ざっとですが、留学の概要をお伝えしてきました。どんな留学が自分にあってるか少しでもアイデアが湧きましたでしょうか。この国に行ってみたいというのが決まったらまずはリサーチです。一つの情報源に偏らず、体験談、その国の大使館サイト、留学センターなどから、たくさんの情報を集めてじっくり決めてください。

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